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Apr
04

グチを言うおっちゃんと、その横の兄ちゃんの関係

最近、ある傾向に気づいた。

電車に乗っていると、ある程度年配なのにどこか子供みたいなおっちゃんとそこそこの兄ちゃんが会話をしていることがある。それが上司と部下の関係だったりする。そして、年配のおっちゃんの話に口を合わせるようにそこそこの兄ちゃんがへこへこと、しかし自分の意見を持って話してたりする。そして二人の会話の中心は、自分の周辺の身近な問題(というより不満なこと)に対して、グチを言っているだけのとりとめのないこと。

そうなると、この人たちは金融関係(私の前職)の人たちなんじゃないか、なんて思って話を聞いてると、案の定そうなのである。この感覚は外の人間には分からないかもしれないが、なんとなく空気っていうものがあり、分かるのである。この人たちは、「不満を口に出す」ながらも、その中にいて、「なぁなぁと暮らしている」のが特徴である。

そんなことを考えていると、もう一つのことに気づいた。

私の所属していた「経済学部」という学部もそういうところであった。誰かの理論に対して、理論で反論をする。その反論に対してまた反論が出る。基本的にはそういうことをしている学問である。経済学というのは社会学なので、多くのことは社会分析による理論である。そういう大きなものに対して個人の力は無力だ、と中にいる多くの人が思っている。なぜなら、経済は価格シグナルなどによって突き動かされる機構(システム)だからである。だいたい資本主義など誰も完全だと思っていないが、それを超える素晴らしいシステムが見つかればノーベル賞ものなのだから、「不満を口に出す」ものの打開策がなく「なぁなぁ」なのである。

やはり金融関係の業種も結局そうで、多くのことは既存システムに委ねられており、面白い企画があるからとかそういうことで、特別抜きん出て何かができるわけではない。そこに不況の世の中が伴うとポジティブな発想にはなかなかならない。不満を言うだけになってしまう。と、今になっては思う。

とは言え、当の自分もこうやって書き出すだけで何かをできるわけではないのだが。

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